地かつら老田

「地かつら」の素晴らしさを現代に伝えると共に「かつら岡米」の技術を守り続ける

修理の流れ

前網が破れて使用できない他社のかつらも、張り替えると新品同様に生まれ変わります。かつらのフェイスラインも岡米かつらはもとより流行のメーカーのような刳り(くり)にも変更できます。価格は新品を買うよりずっとお得です。
繊細なアミから、破れにくいアミ、もみ上げの長さの変更、サイズ調整も行います。
村歌舞伎など、伝統芸能に使用されているかつらの修理も可能です。
是非一度ご相談ください。ご依頼は電話にて。
老田(オイタ)直通携帯:090-2386-1468

お預かりしているかつらの改善点

合わせ直したかつらをより美しく結い上げる為に 以下の点を改良いたしました。

①襟(タボ)について
きれいな襟の線を出す為に襟足の不要な地金をカットして、うなじに沿うようにアルミ地金を足し生地を張り、空いている部分に植毛を致しました。



②土台について
頭頂部が浮きかつらが安定しない状態でしたので、ジョイントしていた土台部分を一度外して奥行きを作り、毛が収まるように土台の奥を広げた後、再び元のようにジョイントしました。
接合部の凹凸を取るために穴をあけ、地金をならし、加工した黒い布でお化粧をしてテープを張り綴じました。



③結髪について
いろいろな髪形を結い上げる場合には必要な備品として、
かもじ(前ミノ・根かもじ・バラ毛・根巻みの)が必要になります。

また、踊り用のかつらの毛はかもじを使わない分、余分な長さの毛が多いので不必要な部分を削いだりカットしないと根の部分が太くなり後ろからの姿形が重く野暮ったくなりますので、
◎ 余分な毛を落とす事。
◎ 追加でかもじをご購入いただく事。
を、ご了承ください。


④前アミについて
土台が落ち着きかつらが頭に深く入ることにより
もみ上げが長くなったので、先をカットして合わなくなったフェイスラインに毛を植え込みました。