地かつら老田

「地かつら」の素晴らしさを現代に伝えると共に「かつら岡米」の技術を守り続ける

地かつら老田について

【銀座 かつら岡米】

岡田米蔵 (地かつらの創始者)1898-1995 大正-平成時代のかつら製作者。

明治31年7月15日生まれ。44年から歌舞伎専門の鬘屋(かつらや)大勝で修業,父米吉創業のかつら岡米にはいり新派や新国劇のかつらを製作。大正12年店をつぎ,昭和5年東京銀座に進出。生え際を自然にみせる網のかつらを考案し特許をえた。平成7年5月30日死去。96歳。東京出身。自伝・作品集に「銀座かつら岡米」。

かつら岡米

【老田直仁 プロフィール】

大阪府立夕陽丘高校卒業後、東京銀座「かつら岡米」に内弟子として入店(昭和53年5月)。港区三田の社長宅に住み込み修行に入る。毎朝、社長宅の掃除、銀座7丁目の店に出社し開店の支度の後、日本髪かつら製作技術を名人岡田米蔵社長に
教えこまれ地かつら(地毛のようなかつら)作りの真髄を学ばせて頂きました。

昭和59年5月より大阪で日本髪「かつら菊」としてかつら業を営んでいた父(老田宏司)の下、家業に従事する。

帰阪し関西風のかつらを学んでいたが父が病に倒れ、2年後に他界。以後「かつら菊」の屋号で日本髪かつらの製作を引き継ぐ。平成9年より(地かつらの創始者)岡田米蔵社長の最後の内弟子として修業時代の原点に戻るという気持ちから、
屋号を改め『日本髪かつら 地かつら老田』として現在に至る。

topoita

■床山・結髪師 ご紹介

同じかつらでも、床山さん、結髪師さんの表現技術により百人百様のかつらが出来上がります。当店では、お客様(花嫁さん・芸者衆・踊りのお師匠さん)其々の方が、10歳若く美しく自然にそして何より衣装に負けないように遠目には大きく、近づけば小顔に見えるようにお客様の立ち姿を最上に引き立てるかつらの製作を目指しております。
お客様のニーズに応えるべく、現代風の結い上げをされる結髪師さんから、芸者衆のかつらはもとより地髪も扱える技術を持った床山さんまで、多くの方々にパートナーとしてご協力いただいております。

其々の技術者に則した最高のかつらを新規かつらから、お手持ちのかつらの改良まで、目の前のかつらに対して最善を尽くすことを本分としております。

床山について